勉強が面白くない。
何に役立つかわからない。実生活に変化はない。我慢してやることに意味があるのか。
そんなふうに思ってました。
でも無理に勉強を続けても楽しくありません。
楽しんでやらないと何事も長続きしません。
じゃあどうしたら楽しくなるか。間違いなく成果が出ることです。
勉強に限らず、何事も成果が出たらもっとやりたいとなりますよね。
一番わかり易いのはゲーム。それもRPG。
ステータスを上げれば上げるだけ、倒せなかった敵を倒せたり、早く倒せるようになります。数値として強さが見えるのも嬉しいですよね。
じゃあ勉強が面白くないのはなぜか。
成果が見えない。または、成果に結びついていないからです。
本記事では学びを成果に繋げる方法が詰まった本、アウトプット大全を紹介します。
アウトプットが必要な理由
現実を変えるのはアウトプット
この本の冒頭に
「現実」はアウトプットでしか変わらない
と書かれています。
考えてみれば当たり前です。
試験・資格のための勉強の結果は、テストで良い点を取ること。
スポーツや楽器の練習は試合で良いパフォーマンスをすること。
どちらも練習してきたことをアウトプットすることが求められます。
しかし、人はインプットに偏ってしまいます。
試験のためにひたすら教科書を読んだり。
練習せずにハウツー本を買ったり。
アウトプットが求められているのにインプットばかりしていては結果を出すことはできません。
”練習は本番のように。本番は練習のように。”ができていないということです。
インプットが不要なわけではなく、アウトプットのないインプットは無意味ということです。
インプットばかりしていても忘れていく
結果を出すためにアウトプットしよう、と意識の高いことを言いましたが、逆の観点からもアウトプットは重要です。
つまり、せっかくインプットし続けていてもそのうち忘れていくということです。
たくさん教科書を読んだのに全然試験の点数が上がらなければ、勉強なんて時間の無駄だと思うかも知れません。
良い話を聞いた、感動した、と思っても1ヶ月後には思い出せなくなっているでしょう。
数が上がらなければ、勉強なんて時間の無駄だと思うかも知れません。
良い話を聞いた、感動した、と思っても1ヶ月後には思い出せなくなっているでしょう。
アウトプットのコツ
どうアウトプットしたらいいのか
ここからが本書のウリ。
効果的なアウトプットの方法が80個も書かれています。
大まかな分類としては話す、書く、行動する。
学んだことを友達に説明する。
面白かった映画を日記に書く。
良さそうな勉強法を使ってみる。
どれも立派なアウトプットです。
そしてそれを組み合わせていけばいくらでもアウトプットしていけます。
本書にはインプットとアウトプットの黄金比は3:7と書かれています。
最初はインプットの2倍以上もアウトプットするなんて無理じゃないかと思いましたが、80の方法をインプットしたことに当てはめていけば難しくはありません。
授業の内容について友達と話し、問題集を解いてみてわからないことを質問しに行くだけで3回のアウトプットが生まれています。
学びと学びを繋げていけると成長が加速する
インプットをアウトプットに繋げていくことはわかった。でもいちいちアウトプットしていくなんて時間がかかりすぎる。
この本を読んでいてそんなふうに思いました。
でも勉強の良いところはずっと1+1を続けていくのでは無いということ。
最初は1+1から始まり、ゆくゆくは1と1が繋がっていき知識がネットワークのようになっていきます。
学校の勉強で言えば、
物理の運動の様子、生物や化学の反応は数式で表せます。
英語の読み聞きできれば、英語圏の教材で勉強できたり、ドラマや映画、ゲームを楽しむことができます。
学びを深めていく方法として前田裕二さんのメモの魔力が参考になります。
事実→抽象化→転用していければ、勉強すればするほど新たな世界が広がっていきます。
まとめ:アウトプットを習慣付けていく
結局大事なのは、その学びが役に立ってんの?というところだと思います。
インプットするだけが悪いわけではありません。
とりあえず一夜漬けして試験を乗り切るのも、ひたすら面白い映画をネトフリで見るだけでも人生楽しいです。(←少なくとも楽しい大学生活は送れました。)
そこにアウトプットも付け加えれば、その楽しさを何倍にもできる。
そう考えて続けていけば、面倒くさそうなアウトプットもそのうち当たり前の行動になります。
ぜひアウトプット大全を読んでみて、あなたに合ったアウトプットの方法を見つけてください。
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